竹村歯科医院 〒634-0824 奈良県橿原市一町357-3 竹村歯科医院 電話:0744-27-3680
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いきいき わくわく こんにちは歯科医院訪問

セミナーで見た一枚の写真が、わたしに大切な「気づき」をくれました。

「一期一会」の縁のなかで、患者さんとの関り方にこだわる。
自身の心に、感動のシーンをひとつひとつ紡いでいきたい。


治療の流れ

 近鉄南大阪線、梶原神宮より二駅手前、坊城駅の小さな駅舎を南へ。竹村歯科医院は、古くからの農家が多いそんな閑静な住宅地にあります。
  桜の季節も過ぎて暦の上ではもうすっかり晩春。その日は朝から少し肌寒くて、小雨がばらつくあいにくの空模様でしたが、午後からの天気回復を願って、竹村歯科医院、竹村福泰院長をお訪ねしました。まず表玄関で目を引くのが、竹村先生手作りの「木彫看板」。「達筆」と言うよりも、むしろ味わいのある「健筆」「優筆」。どこか温かさや優しさを感じさせてくれます。
  「やあ、いらっしゃい。雨の中、大変でしたね」竹村先生は気さくに声をかけて、笑顔で迎えてくれました。午前中最後の患者さんをお見送りし、スタッフのみんなを休憩に送り出してホッと一息ついたところ。そんな疲れを露ほども見せずに、CHP研究会との出会いや竹村歯科医院の現状と将来などについてお話くださいました。

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 1983年に開業しましたから、今年で24年目。現在私と常勤・非常勤を含むスタッフが8名。患者さんの年齢層は幅広く、交通アクセスの関係があって車で来院される方も多いです。最近はホームページを見て来院される方も増えています。わたしが以前から趣味でパソコンに親しんでいた関係で、ホームページは比較的早くから導入しました。
  約3年前、患者さん第一に、院内全体をもっと明るく快適なイメージに、との思いから建物をリニューアル。その際、院長室を返上して予防専用ルームを増設。全体に開口部を大きくとって陽光もふんだんに採り入れました。

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 あれは、5年前ほど前のこと。近くに新しく歯科医院ができ、患者さんの奪い合いになるのではと少し不安を頂いていた頃でした。ちょうど、自分が歯科医師としてこれまでやってきたことに対して「何かちょっと違うな」と言う疑問が生じ、削ったり、抜いたり、被せたりしている日常に、ためらいを感じていたときでした。歯科医師として本当に納得する仕事ができているのか、生活のために、という思いで仕事を続けていていいのかという、思いもありました。「歯科医師として心からやりがいを持って仕事をしたい。そのために竹村歯科医院をもっとよくしたい」何をどうすればいいのか悩み、五里霧中の状況のなかで、さまざまな種類のセミナーに参加したり、人の話を聞いたり。しかし、そうした努力の甲斐なく成果が得られずに空回りしていました。そんなとき、たまたまある出入り業者の方から、CHP研究会のことを聞きました。

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 最初は、予防歯科をどう運営すればいいのかを教えてくれるのだろう、そのノウハウをうちの医院に採り入れたら患者さんがたくさん来るのでは、そんな思惑のもとベーシックコースに参加しました。しかし、CHP研究会のセミナーは、わたしが想像した内容とは違っていました。極端に言えば、そういったことは何も教えてくれない。何かを教えてもらおうと思っていたわたしにとっては少し物足りない気もしました。それでも楽しかったし、元気がもらえた。自分に合う雰囲気でもあったので、「何かもっと別のことを教えてくれるかも・・・」と意気込んでHTPコースにチャレンジしました。結果わかったことは、CHPのセミナーとは、何かを教えてくれる場ではないということ。しかし、諸井先生から様々な話を伺い、同じ方向を向いている仲間と話し合う、という一連のセミナーのなかで、本当にたくさんの「気づき」がありました。来院者はどういう思いでこられているのか、スタッフの歯科医院に対する思いはどうなのか、自分の歯科医師としての喜びは何なのか等々、学び合いのなかで、これまで思いもよらなかった新たなものの見方を発見し、自身の心の持ち方や周囲の人との関係について、つくづく考えさせられました。真面目に取り組んだ分、本当にしんどかった。そんな体験のなかで心の霧が晴れ、自分のやるべきことが少しずつ見えてきたのです。

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 具体的にわかってきたこと。それは、どこかの歯科医院のコピーをするのではなくて、CHPで学び、ヘルスプロモーションを実現するなかで、自分のオリジナルな手法で歯科医院を創造し、経営していくことの重要性。そしてCHPでのいちばんの「気づき」は、人と人との関わり合いが何よりも大切だという点でした。極めつけは、中国地区のセミナーで行われたある同期の先生のプレゼンテーションで見た一枚の写真。それはどこにでもあるような患者さんと先生のツーショット。しかし、その写真からは、先生が心からその患者さんと関わっていて、その人に本当に健康を維持してもらいたい、いい人生を歩んでほしい、という思いがひしひしと伝わってきました。患者さんの表情には、先生への厚い信頼はもとより、先生に支えられて健康な人生を歩んでいるのだという、生きる喜びや安心感、感謝の気持ちが自然と見て取れ、わたしの心を打ちました。「本気」や「本物」は写真にも写り心に沁みてくる。この写真に遭遇してからは、患者さんとの関わり方をもっと大事にしなければと、心から思うようになりました。

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 こうした「気づき」のおかげで、竹村歯科医院に来られている患者さんに、健康な歯で本当においしいご飯を食べていただきたい。ステキな笑顔でいてほしい。そんな思いがますます心につのるようになりました。患者さんと本音で対話し、相手の気持ちになってその人が本当に求めているものは何かを知ろう。そのためには、会話がグングン広がるようにオープンな質問形式で患者さんに話しかけて、コミュニケーションをとっていこう。そして、患者さんにとっていいことはどんどん実践していこう。そう思って意識して自分を変えました。思いはスタッフにも伝わり、診療室で、受付で、笑顔の会話が絶えない、そんな日常へと変わっていきました。以降、老若男女多くの患者さんとふれあうなかで、数々の感動のシーンを目にすることになりました。

●わずか30分程のPMTCで、スタッフと打ち解けて笑顔で談笑し、「ああスッキリした。また三ヶ月後に来るワ!」と元気に帰って行かれる男性の後ろ姿。
●「入れ歯にしてからおいしい食事ができるようになった」と涙ながらに喜んでくれたおばあさんの顔。
●「お姉ちゃんと一緒に遊ぶから、まだ帰らへん」と、駄々をこねてお母さんを困らせた子供の涙に濡れた顔。
●「歯が抜けてん」と、わざわざ抜けた乳歯を持ってスタッフに報告に来てくれた子供の澄んだ瞳。

 以上はほんの一例に過ぎませんが、心に沁みるこうした瞬間のひとコマひとコマが、歯科医師としての喜びや仕事のやりがいにつながります。楽しい診療空間にするためのちょっとした声がけや話のやりとりから生まれる大きな感銘。人とふれあうことは本当に大切だなぁ、とつくづく思います。「一期一会」の患者さんとの関りのなかで、感動のシーンをひとつひとつと紡いでいく。それが、竹村歯科医院が将来に向けて進んで行く日々のステップだと確信しています。

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 スタッフのみんなにも、いろんな「気づき」を持ってほしい。そんな思いから、新人研修にCHPセミナーのベーシック・ネオコースを採り入れました。諸井先生からヘルスプロモーションについて話してもらった方がよく伝わる。と思ったからです。何かを感じてきたスタッフのなかには、患者さんの視点でしっかり相手の目を見て自然な笑顔で会話している、いきいきと楽しみながら仕事をしている、そんな姿を見せてくれる人もいて頼もしいかぎりです。ヘルスプロモーションについてもっと勉強したいというスタッフはHTPコースにも参加するなど、学びへの意欲も高まっています。

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 いま、竹村歯科では、パソコンによるスライドショーの作成が静かなブームに。ボランティアでフィリピンの子供たちの歯の治療に行った山本喜代さん。介護老人施設へ歯のケア指導に行った辻紗那加さん。そんなスタッフたちの感動の記録がステキなスライドになりました。わたしは、クリスマスのときの子供たちの笑顔をつないで映像にしました。スライドショーをつくることは、患者さんと一緒に体験した感動のシーンを心に留め、アウトプットするひとつのいい手立て。これからもみんなで作品=感動を増やして、何かのプレゼンテーションの機会に上映したり、患者さんとの話題づくりに活用していきたいと思っています。

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 竹村先生には、この歯科医院を、来院者の生活を第一に考え、その健康増進をサポートする、地域に根づいた歯科医院として育てていきたいとの強い思いがあります。
それは自分自身の成長であるとも考えておられます。
 「CHP研究会は諸井先生を中心に、ヘルスプロモーションということで、現在、パワフルに全国展開されています。私の方もCHPでの「気づき」をもとに、竹村歯科としての独自性を大切にしながら、来院者を主人公にした新しい歯科医院経営に日々邁進していきます。これからもセミナーで出会った仲間たちと切磋琢磨し、微力ながらCHPの応援をしていきたいと思います」最後にこう締め括ってくださった竹村先生。これからも来院者との様々な出会いのなかで、人と人との関わりを大切に、スタッフの皆さんと一緒になってたくさんの感動を生み出していかれることでしょう。
  本日はお忙しいなか、本当にありがとうございました。
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