あぶない!増える子どもの肥満


高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの病気は中高年の病気と思われがちですが、 近年これら病気の症状が大人だけでなく子どもたちにまで及んでいるそうです。
これらの病気は食習慣、運動習慣、休養などの生活習慣が引き金となり発症することから生活習慣病(昔の成人病)と呼ばれ、その大きな要因は肥満です。

日本で子どもの肥満が注目されたのは経済成長が始まった昭和39年頃のことです。
近隣のソウルや北京、上海なども都市化が進んだ現在、肥満の子どもが増加しているといいます。
子どもたちを生活習慣病の予備軍としないためにも、今の食生活の習慣を考えてみましょう。

<< 積極的に取った方が良い食品 >>

食物繊維を多く含む食品 食物繊維は腸管からコレステロールやナトリウムが吸収されるのを抑えるように働きます。

★野菜(ゴボウ、タケノコ、人参、カボチャ等) 海草類、豆類、キノコ類こんにゃくなどカリウムを多く含む食品 ナトリウムの排泄を促し、血圧を下げます。

★ほうれん草、ブロッコリーなどの野菜

タンパク質を多く含む食品 タンパク質は血管を丈夫にし、動脈硬化の進行を防ぎます。

★魚類(ぶり、鰯、さんま、さばなど)大豆・ 豆腐、肉の赤身など

カルシウムを多く含む食品
カルシウムが不足すると血圧が上昇しやすくなります。

★豆腐、海草、緑黄色野菜、牛乳など
*しらす干し、丸干しなどはカルシウムも豊富ですが、
コレステロールも多く含まれるので コレステロールの高い方には適しません。

<< 控えめにとった方がよい食品 >>

塩分の多い食品
塩分の取りすぎは高血圧の発病と悪化の最大危険因子。
日本人はもともと塩分を多くとる傾向があるため意識的にひかえめにすることが大切です。

★食塩、味噌、つけもの、塩辛、干物、たらこなど

糖質の多い食品
過剰な糖分は体の中で皮下脂肪となり、肥満の原因となります。

★ケーキ、和菓子などの甘いお菓子、ご飯、パン等 の穀類、果物、ジュース

コレステロールの多い食品
コレステロールは卵黄の他、肉のレバー、魚介類では丸干しやたらこなどに多く含まれています。
卵は1日1個にしましょう。

★卵黄、レバー、丸干し、たらこ、いくら、など

動物性脂肪
バターなどの動物性脂肪は血液中のコレステロールを増やします。
一方植物性脂肪や魚に含まれる油にはコレステロールを下げる働きがあります。

★バター、生クリーム、肉の脂身、ラードなど

"控えめに取った方が良い食品"も全く食べてはいけないものではありません。
要はバランスよく食べて適度に体を動かす事が大切です。
生活習慣を一気に変えてしまうのはなかなか難しく、かえってストレスの原因にもなります。
日常のちょっとした心がけで、健康な毎日をお過ごし下さい。

*参考文献は三共(株)「じょうずに食事」、(財)国民栄養協会出版局「食生活」5月号